あおいろのひとりごと

BackstreetboysとBrian Littrell

Frick and Frack

何回見てもドキュメンタリーのBrianとNickの言い合いが面白すぎる(笑)

 

ヒマなときとか、結構ドキュメンタリーを見返すんだけどBrianが叫ぶ瞬間から笑ってしまう…Brianがあんなに声を荒げるところなんて滅多に見れないから貴重だし、Nickもヒートアップして言い合いになってるのにKevinが笑ってたりAJとHowieもそこまで驚いてないから珍しいことでもないのかな、とか。

実際Nickもインタビューで、

『僕が言いたかったのは、Brianは兄貴みたいなもんなんだってこと。僕は弟として「怖くなんかないぞ!さあ来い!」って言ったんだ。ヒートアップしてて、ある特定のものに熱くなってるときってつい何か言っちゃうよね。これまでにもクレイジーなことを言い合ってきたけど、僕らは最後には理解し合う。お互いに吐き出すことを許すんだけど、たまたまその最中にカメラがあっただけなんだよ!』

って言ってたのが印象的。本当に、2人は兄弟みたい。だから当たり前のように兄弟喧嘩するし、理解しようとする。

 

ちなみにBrianも、

『Nickはいつでも僕の弟だ。片方がどこにいても、もう片方がそばにいる。それが僕らの在り方なんだよ』

って言ってて、ちゃんとお互いに兄弟だと思ってるみたい。Nickは最年少だからみんなの弟だけど、AJやHowieも言ってるようにあの2人の間にはちょっと他のメンバーとは違う近さを感じることがある。

ただ、あのときBrianが一生懸命言ってたことはNickの字幕に消されて文字化されてなかったけど、よく聞いたら『これだけの人がテーブルを囲んでるんだ。お前は人の話を聞けないのか』みたいなことをずっと言ってて、なんだか本当にお兄ちゃんみたい(笑)

でも、一度カチンときたら止められないNickが罵り始めてからはBrianは対抗することもなく冷静。同じようなトーンでやり合おうとはしてないんだよね。このことについてAJも、

『Nickが何かにキレたり、感情的になったりして、それを僕らのうちの誰かにぶつけるときはいつもそうなんだけど、僕らがあまりにも冷静すぎるとそれは彼の顔に平手打ちをするようなものなんだ。Brianは冷静を保っていたし、声を上げることもなかった。それがNickの怒りをさらに逆撫でしたんじゃないかと僕は思う』

って言ってる。たぶん相手が同じように感情的になっても結果は同じなんだろうけど、このドキュメンタリーの言い合いのポイントはNickの怒りが、Brianが周りを頼ろうとしないことから来てるところなのです。

 

メンバーによるとBrianの様子がおかしいことにはだいぶ前から4人とも気づいていたけど、本人が何も言ってこないからあえて触れずにいたらしい。でもNickにはガマンの限界だった。だから『みんな触れようとしない!お前も隠さずぶちまけろよ!』って切り出してくれたんだよね。やり方は荒かったけど、ああでもしないとBrianも話そうとしなかったかもしれない。AJによるとBrianはあの言い合いの後、カメラが回ってないところで初めて病気とその症状をメンバーに打ち明けたみたいで、4人はすぐさまGoogleで検索してどんな病なのか知ることから始めたらしいけど、たぶんそこから言い合い場面の後の、話し合いの場面につながるのではないかなと思ってる。あくまでも流れは憶測に過ぎないけど…

 

そのときNickは『1人で抱え込むべきじゃない』『君が水くさいから怒ってるんだ』って言ってる。その言葉を聞くと、あれだけ怒ってたのも分かる気がするし、結局愛情の裏返しだったんだと分かる。Brianは責任感が強い人だからなかなか周りを頼ろうとしないし、いくら周りが活動を控えてしっかり休んだ方がいいんじゃないかと言っても自分のせいで活動を止めるなんて許されないと本気で思ってる。Nickに言われても『まずは自分で頑張ってみる』なんて言ってるし。そんなBrianにNickがあの場面の最後の最後、真剣に目を見ながら『必ず治ると信じてる』『5人で頑張ればきっとうまくいく』とBrianに言い聞かせるシーンがとても好き。ああ、この2人の間には誰も入っていけない強い結びつきがあるんだろうなと改めて感じる場面。Nickも、Brianのことを真剣に考えるからこそあそこまで熱くなって、最後にはちゃんと寄り添う。きっとNickの思いは届いたと思うし、Brianにとっても仲間に頼ることを視野に入れるいい機会になったんじゃないかなと。

 

ちなみにAJによるとその後の2人は今まで以上に仲が良くて一緒にご飯に行ったり買い物したり映画を観に行ったりしてるみたいでなんかもう本当に尊いな…。AJも電話をかけて状態をチェックしたりしてたみたいだしインタビューでたくさん当時のことを話してくれてる。治りかけのとき(2015年)、『やっぱり精神的な問題もあるんだと思う。彼がポジティブな気分になれるなら、何だってするよ。ツアーやクルーズでかなり調子がいいときもあるんだ。そういうときは、後で「すごくよかった」って声をかけるようにしてる』って言ってたり。Nickも治りかけのときBrianに向かって『確実に良くなってる。話してるときの声も違うのが分かる』って言ってたり。KevinとHowieは、インタビューが残ってないだけでたぶん同じようにすごく支えてくれてたんだと思う。詳しくはまたいつかまとめられたらいいけど、Brianは昔はどちらかというと支える側で、ずっとBSBという存在を守るために色々な我慢をして時には犠牲を払ってきた人。お互いに支え合いながらここまできたグループなんだなって思う。

 

そしてNickの言ってた通り、Brianはちゃんと戻ってきた。最近たまに見かけるんだけど、例えばBrianの声が綺麗に出てるときとか、一瞬Nickが嬉しそうにニヤッて笑う。満足そうな表情を浮かべてるときもある。

 

今の2人を知ってると、ドキュメンタリーのあのシーンはもう面白すぎて何度も見てしまう(笑)

メンバーもその話題になる度にみんな爆笑してるし、今となっては笑い話。そういう関係ってやっぱり素敵だ。